宝物

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    皆さんは宝物と言える物をお持ちでしょうか?

    私の宝物は常に左腕に巻かれております。

    基本的に私はあまり装飾品を身体に身に付けるのを好みません。

    特に腕時計は常に時間を管理されているようで好きにはなれませんでした。

    しかし私の宝物は今も左腕に巻かれている腕時計なのです。



    私がカートダイハツ保原をオープンさせる直前。
    開業の準備に追われて奔走していた時に中学校時代からの友人から1本の電話が鳴りました。
    その頃の私はとにかくオープンに間に合わせるべく睡眠もろくに取らないで動き回ってました。
    1日の平均睡眠時間は2時間くらいだったと思います。
    そんな生活がオープンしてからも続き合計すると1年間はそんな状態だったと思います。
    今思い返すとよく身体がもったなぁ〜と感心してしまいます。
    しかし忙しすぎてその当時の記憶が私の中からポッカリ失ってしまいました。
    何をどうやって過ごしたのか全然思い出せません。
    話しが脱線してしまいましたが、それ程オープン間際は忙しく私の心も徐々に荒んでいった時期でした。

    友人からの電話は飲み会の誘いでした。
    飲み会に出席する余裕など一切無かった私は断ろうかと思ったのですが
    友人からどうしても来て欲しいと懇願され半ば強制的に参加することになりました。
    飲み会には中学校から付き合いのある友人を中心に7人集まっていて
    私が参加した時にはかなり賑わっていました。
    いつもの私ならすぐに場の雰囲気に馴染み盛り上がっていくのですが
    その時はそんな心の余裕などなく、一人でローテンション。
    友人には申し訳ありませんがもう帰りたい気持ちしかありませんでした。


    友人達とはもう15年以上の付き合いです。そんな私の様子に気が付かない訳がありません。
    それどころか、ここ最近の私は心のゆとりがもてなくなりイライラする事が多くなっている事すらもお見通しでした。


    友人A 「ほらよぉ〜ここんとこ眉間にシワよせておっかねぇ〜から、ちぃ〜とでも気分転換しなけりゃオープンしてから身体もたねぇ〜べと思ってよぉグッド

    友人B 「しかし寺はたいしたもんだ拍手よくここまで頑張ったな楽しい

    友人C 「応援すっから!だいじょぶだぁ〜何とかなっからグッド


    友人達は私が多忙のために忘れそうになっていた大切なものを伝えるために集まってくれたのでした。

    自分は一人じゃない。
    仲間に支えられて生きているんだ。


    多忙と睡眠不足の他にも
    今だかつて経験した事の無いほどの大きな大きな
    責任という2文字が背中に重く圧し掛かって潰れそうになっていたのでしょう・・・
    私はいつの間にか自分を見失って、一人相撲を取っていたのです。





    友人 「ほんでさ、みんなで出し合って買ってきたんだけど・・・まあプレゼントなんて言うほどのモンじゃねぇ〜けど、貰ってくれよ。」


    それが私の左腕に巻かれている腕時計です。
    何でも、時間にルーズな私が社長としてやっていくには腕時計が必要だと満場一致で決まったそうです。

    あれから時を刻み続けている私の腕時計。
    2年と9ヶ月経ちました。
    文字の部分が剥げてきて多少年季が入ってきましたが
    腕時計を見るたびに人間関係の大切さに気が付き
    一人よがりになっていないか考えます。

    自分は一人じゃない。
    仲間に支えられて生きているんだ。


    大切なことを気が付かせてくれる腕時計は
    今も私の左腕に巻かれています。

    これが私の宝物です。


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