CVTとは? -お得なニュースレター8月号より-
当店では来店されたお客様の中で希望された方のみに
毎月1回、「お得なニュースレター」という手紙をお送りしています。
私の大変読み難い手書きの手紙が限られたお客様のみに届くのです。
8月号は我ながら良い文章が書けましたので
今回だけ特別にコラムに掲載してみたいと思います。
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お得なニュースレター 8月号
いつもカートダイハツ保原をご利用いただきありがとうございます。
今年は本当に残暑が厳しい年ですがいかがお過ごしでしょうか?
3日間の盆休みでリフレッシュさせていただいた私達は元気に営業させていただいております。
さて今回の「お得なニュースレター」はCVTについてお話したいと思います。
最近テレビCM等で盛んに宣伝されているCVTですが
車に興味の無い方にはさっぱり何のことやら分からないのが現状だと思います。
しかし軽自動車に留まらずに自動車全体を考えても
これから深く関わってくることは明らかなのでぜひこの機会に知っていただきたいと思います。
1、CVTって何?
CVTとは無段変速機の略です。
通常はエンジンの動力をタイヤに伝えて車を走らせます。
その間にトランスミッションというものがあり、
ギヤを変速することによりスムーズな加速が得られます。
トランスミッションには大きく分けると2種類あり
マニュアルトランスミッション(MT)とオートマチックトランスミッション(AT)があります。
現在の自動車はAT車が主流となっております。
普通のATはギアが使われていますが、CVTは無段変速の名が示すとおり、ギアの切り替えではなく、プーリー(滑車)やディスクの径を変化させて連続的に変速します。
2、CVTの長所
CVTは一般的に
■無段変速なので変速ショックがなく乗り心地が良い。
■エンジン効率の良い回転域のみを使う変速比が設定できるため燃費を良くできる。
■高い燃費性能をもつ分CO2の削減にもつながり環境に優しい。
と、この3点が最大の長所と言われております。
3、CVTのマメ知識
初期のCVTは摩擦力を介して動力を伝えるために一般的に大きなトルクの伝達は難しいとされてきたため小型車向けの方式とされてきましたが
金属ベルトの改良により現在は中型車や大型車にも採用されるようになりました。
また初期のCVTにはクリープ現象が無いものもあり、運転に多少の慣れが必要でしたが、現在では通常のATと変わらないフィーリングで運転できるように改良されております。
4、ダイハツの軽自動車用CVTシステム開発
昨今の国内自動車販売は長引く景気の低迷等により、
税制上の優位点などから
軽自動車が全体の3分の1を占めております。
軽自動車の進化は安全性、装備の充実においても小型車と遜色のないレベルに達しており、「セカンドカーだから軽にしておこう」から「ファーストカーにしたい」というように意識の変化が見られます。
しかし性能向上の見返りとして車両重量の増加につながり燃費が悪くなるというデメリットがありました。
なぜ今まで軽自動車にCVTが普及しなかったというと
膨大な開発コストとCVT本体の高い原価が軽自動車に搭載される以上低価格に抑えなければならなかったことと、小型、軽量化でなければならなかった点です。
現在テレビのCM等でダイハツが盛んに宣伝しているCVTとは
これらの問題点を全てクリアした全く新しいCVTシステムのことなのです。
その機構に関してはかなり専門的な話になってきます。
簡単に説明すると
従来のCVTの4軸式ギア構造だったものを1ギア減らし3軸式として
軽量かつコンパクト化に成功したことと、
CVTのコンピューターユニットの中の高額な部品を徹底的にコスト分析し
信頼性の向上とコストダウンを行ったということです。
この新型CVTは従来の4速ATに比べ
燃費は15%、
加速性能は10%もの向上を実現しました。
原油価格の高騰が続く中、燃費を重要視した自動車の需要は増すばかりです。
また地球環境を考えても温暖化の問題等もあり、環境に優しい自動車(CO2排出の少ない車)が今後の自動車業界に問われてきます。
今後CVT車がますます増えていく方向にありますので
もし今回の知識が役立つ時が訪れれば幸いです。
カートダイハツ保原
寺島 しんのすけ
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いかがだったでしょうか
真面目な文章に驚かれた方もいらっしゃるかも知れませんが
私だってクウさんに慰めてもらっているだけの男ではありません。(苦笑)
もし「お得なニュースレター」に興味のある方は多少面倒ですがご来店して
アンケート用紙に記入して下さいね
毎月1回、「お得なニュースレター」という手紙をお送りしています。
私の大変読み難い手書きの手紙が限られたお客様のみに届くのです。
8月号は我ながら良い文章が書けましたので
今回だけ特別にコラムに掲載してみたいと思います。
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お得なニュースレター 8月号
いつもカートダイハツ保原をご利用いただきありがとうございます。
今年は本当に残暑が厳しい年ですがいかがお過ごしでしょうか?
3日間の盆休みでリフレッシュさせていただいた私達は元気に営業させていただいております。
さて今回の「お得なニュースレター」はCVTについてお話したいと思います。
最近テレビCM等で盛んに宣伝されているCVTですが
車に興味の無い方にはさっぱり何のことやら分からないのが現状だと思います。
しかし軽自動車に留まらずに自動車全体を考えても
これから深く関わってくることは明らかなのでぜひこの機会に知っていただきたいと思います。
1、CVTって何?
CVTとは無段変速機の略です。
通常はエンジンの動力をタイヤに伝えて車を走らせます。
その間にトランスミッションというものがあり、
ギヤを変速することによりスムーズな加速が得られます。
トランスミッションには大きく分けると2種類あり
マニュアルトランスミッション(MT)とオートマチックトランスミッション(AT)があります。
現在の自動車はAT車が主流となっております。
普通のATはギアが使われていますが、CVTは無段変速の名が示すとおり、ギアの切り替えではなく、プーリー(滑車)やディスクの径を変化させて連続的に変速します。
2、CVTの長所
CVTは一般的に
■無段変速なので変速ショックがなく乗り心地が良い。
■エンジン効率の良い回転域のみを使う変速比が設定できるため燃費を良くできる。
■高い燃費性能をもつ分CO2の削減にもつながり環境に優しい。
と、この3点が最大の長所と言われております。
3、CVTのマメ知識
初期のCVTは摩擦力を介して動力を伝えるために一般的に大きなトルクの伝達は難しいとされてきたため小型車向けの方式とされてきましたが
金属ベルトの改良により現在は中型車や大型車にも採用されるようになりました。
また初期のCVTにはクリープ現象が無いものもあり、運転に多少の慣れが必要でしたが、現在では通常のATと変わらないフィーリングで運転できるように改良されております。
4、ダイハツの軽自動車用CVTシステム開発
昨今の国内自動車販売は長引く景気の低迷等により、
税制上の優位点などから
軽自動車が全体の3分の1を占めております。
軽自動車の進化は安全性、装備の充実においても小型車と遜色のないレベルに達しており、「セカンドカーだから軽にしておこう」から「ファーストカーにしたい」というように意識の変化が見られます。
しかし性能向上の見返りとして車両重量の増加につながり燃費が悪くなるというデメリットがありました。
なぜ今まで軽自動車にCVTが普及しなかったというと
膨大な開発コストとCVT本体の高い原価が軽自動車に搭載される以上低価格に抑えなければならなかったことと、小型、軽量化でなければならなかった点です。
現在テレビのCM等でダイハツが盛んに宣伝しているCVTとは
これらの問題点を全てクリアした全く新しいCVTシステムのことなのです。
その機構に関してはかなり専門的な話になってきます。
簡単に説明すると
従来のCVTの4軸式ギア構造だったものを1ギア減らし3軸式として
軽量かつコンパクト化に成功したことと、
CVTのコンピューターユニットの中の高額な部品を徹底的にコスト分析し
信頼性の向上とコストダウンを行ったということです。
この新型CVTは従来の4速ATに比べ
燃費は15%、
加速性能は10%もの向上を実現しました。
原油価格の高騰が続く中、燃費を重要視した自動車の需要は増すばかりです。
また地球環境を考えても温暖化の問題等もあり、環境に優しい自動車(CO2排出の少ない車)が今後の自動車業界に問われてきます。
今後CVT車がますます増えていく方向にありますので
もし今回の知識が役立つ時が訪れれば幸いです。
カートダイハツ保原
寺島 しんのすけ
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いかがだったでしょうか
真面目な文章に驚かれた方もいらっしゃるかも知れませんが
私だってクウさんに慰めてもらっているだけの男ではありません。(苦笑)
もし「お得なニュースレター」に興味のある方は多少面倒ですがご来店して
アンケート用紙に記入して下さいね
- 2007.08.20 Monday
- 社長コラム−車
- 23:01
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- by carart-d