小キズ落としの裏知識を公開します。 後編
さて、早速作業にかかりたいと思います。
まず磨く部分をシャンプーで洗います。
今回は「磨き」が入りますので気にせず洗いますが、
通常の洗車の場合は縦・横・縦が基本となります。
水の流れるクセを付けるためで、毎回そうやって洗車すれば、雨が降っても水のハケが変わってきます。
黒い車にお乗りの方は、ホースで水を掛けながら洗ったほうがより小キズが付きにくくなります。
その場合ホースを肩にかけて車にぶつからないように注意して下さい。
洗車が終わったら、次に粘土を使います。
これが粘土です。 水を掛けながら使用します。
粘土と言っても昔「図画工作」の時間に使った粘土ではなく、
車に付いた鉄粉や異物を取る専用の粘土があります。
最近ではカーショップでも取り扱っておりますので皆さんも購入出来ます。
しかし粘土は使い方が難しく反対にキズの原因になってしまいますのでご注意下さい。
カートダイハツでは、プロ専用のとても柔らかい粘土を使用しております。
使用方法は、塗装面をキレイにした状態で、たっぷり水を掛け、粘土を
「縦・横・縦」に滑らせます。
変に力を入れすぎるとキズになります。
また、屋外で風の強い日に使用すると砂埃などを取り込みキズになるので注意して下さい。
冬場は粘土が固くなるので、お湯に付けながらの作業をお勧めします。
正しく使えれば、落ちなかった付着物や、塗装面のザラザラが落ちツルツルになりますのでかなり重宝しますよ
粘土で塗装面の異物を除去したらようやく「磨き」の作業となります。
異物が付いた状態で磨くと、異物を巻き込んでしまうのでキズの原因となってしまうのです。
本当なら鉄粉除去剤も使用するのですが、ここでは簡略したいと思います。
これが「磨き」の道具です。
ウールバフとポリッシャー。 バフを洗う道具です。
このウールバフにコンパウンドを付けて、ポリッシャーで回転させ磨いていくのです。
このウールバフはただのウールバフではありませんよ
本物の羊毛の毛を織り込んだもので、毛の1本1本が細く直ぐに切れて使えなくなってしまいます。
10〜15台くらいしか磨けませんが、この細い毛がキズに入り込み、キズを落としてくれるのです。
コンパウンドも特殊なものを使用しています。
このウールバフにピッタリの相性です。
磨き作業風景
もちろん磨きのテクニックはあります。
言葉ではなかなか説明出来ないので身体で覚えていく事になります。
「磨き」はこれで終了ではありません。
同じ工程を当店では最低でも後2回は繰り返す事となります。
荒仕上げ
↓
中仕上げ
↓
超鏡面仕上げ
「磨き」とは小キズに対し、さらに小さいキズを付けていき目立たなくするという事なのです。
コンパウンドによって上からキズを付け、さらに細かい微粒子のコンパウンドでキズを付ける。の繰り返しによって最後は鏡のような塗装に変わって行きます。
なので技術の足りない人が磨くと、反対にキズだらけのボディーになってしまいます。
少し興味深い話しになってきました。
本当は「後編」で話が終わるはずでしたが、予定より深いお話になってしまいましたので次回まで延長させて下さい。
「小キズ落としの裏知識を公開します。 完結編」で仕上がりをお見せ出来るかと思いますのでもう少々お待ち下さい。
まず磨く部分をシャンプーで洗います。
今回は「磨き」が入りますので気にせず洗いますが、
通常の洗車の場合は縦・横・縦が基本となります。
水の流れるクセを付けるためで、毎回そうやって洗車すれば、雨が降っても水のハケが変わってきます。
黒い車にお乗りの方は、ホースで水を掛けながら洗ったほうがより小キズが付きにくくなります。
その場合ホースを肩にかけて車にぶつからないように注意して下さい。
洗車が終わったら、次に粘土を使います。
これが粘土です。 水を掛けながら使用します。
粘土と言っても昔「図画工作」の時間に使った粘土ではなく、
車に付いた鉄粉や異物を取る専用の粘土があります。
最近ではカーショップでも取り扱っておりますので皆さんも購入出来ます。
しかし粘土は使い方が難しく反対にキズの原因になってしまいますのでご注意下さい。
カートダイハツでは、プロ専用のとても柔らかい粘土を使用しております。
使用方法は、塗装面をキレイにした状態で、たっぷり水を掛け、粘土を
「縦・横・縦」に滑らせます。
変に力を入れすぎるとキズになります。
また、屋外で風の強い日に使用すると砂埃などを取り込みキズになるので注意して下さい。
冬場は粘土が固くなるので、お湯に付けながらの作業をお勧めします。
正しく使えれば、落ちなかった付着物や、塗装面のザラザラが落ちツルツルになりますのでかなり重宝しますよ
粘土で塗装面の異物を除去したらようやく「磨き」の作業となります。
異物が付いた状態で磨くと、異物を巻き込んでしまうのでキズの原因となってしまうのです。
本当なら鉄粉除去剤も使用するのですが、ここでは簡略したいと思います。
これが「磨き」の道具です。
ウールバフとポリッシャー。 バフを洗う道具です。
このウールバフにコンパウンドを付けて、ポリッシャーで回転させ磨いていくのです。
このウールバフはただのウールバフではありませんよ
本物の羊毛の毛を織り込んだもので、毛の1本1本が細く直ぐに切れて使えなくなってしまいます。
10〜15台くらいしか磨けませんが、この細い毛がキズに入り込み、キズを落としてくれるのです。
コンパウンドも特殊なものを使用しています。
このウールバフにピッタリの相性です。
磨き作業風景
もちろん磨きのテクニックはあります。
言葉ではなかなか説明出来ないので身体で覚えていく事になります。
「磨き」はこれで終了ではありません。
同じ工程を当店では最低でも後2回は繰り返す事となります。
荒仕上げ
↓
中仕上げ
↓
超鏡面仕上げ
「磨き」とは小キズに対し、さらに小さいキズを付けていき目立たなくするという事なのです。
コンパウンドによって上からキズを付け、さらに細かい微粒子のコンパウンドでキズを付ける。の繰り返しによって最後は鏡のような塗装に変わって行きます。
なので技術の足りない人が磨くと、反対にキズだらけのボディーになってしまいます。
少し興味深い話しになってきました。
本当は「後編」で話が終わるはずでしたが、予定より深いお話になってしまいましたので次回まで延長させて下さい。
「小キズ落としの裏知識を公開します。 完結編」で仕上がりをお見せ出来るかと思いますのでもう少々お待ち下さい。
- 2006.08.19 Saturday
- 社長コラム−車
- 16:33
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- by carart-d