ふるさとに放射能が舞う 1

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    私は福島を愛しております。

    南から北へとつらなる阿武隈高地と奥羽山脈。
    豊かな自然と澄み切った青空。
    時は概ね、緩やかに流れ・・・
    素朴で実直な人が多く・・・
    都会では忘れかけた、義理や人情を重んじ生活しております。

    若い頃・・・
    都会に憧れた時期もありました。

    私の住む福島市は人口293,000人。
    けしてたんぼや畑ばかりではありませんよ。
    大型のショッピングセンターもあれば、ボーリング場や映画館だってあります。
    街中へ買い物に出かければ、ある程度の物なら全て揃えることができるでしょう・・・

    しかし、残念ながら「ある程度」までです。
    「ある程度」までの物なら手に入りますが、こだわった物までは売っておりません。

    そんなことから若い頃の私には、「何もない田舎町」にしか思えませんでした。

    多感な時期です。
    サングラス一つとっても、好きなブランドが存在し、意味もなくこだわっておりました。

    サングラスを買うためだけに、仙台や東京へと足を運び、それがかっこいいことだと思っていたのです。

    今思えば、劣等感。

    都会の人に対する劣等感です。

    田舎者の烙印を押されるのが嫌で、上っ面を着飾って生きていました。

    そして都会に憧れておりました。

    「いつか都会で華を咲かせたい。」 「早くこんな田舎町から出たい」

    そう思っていたのですが・・・

    紆余曲折を繰り返し、

    今も福島に住んでいます。


    福島が好きになってきたのは、いつの頃からだっただろう・・・

    30歳を超えたくらいからかな・・・・

    いつしか大人になるにつれて、都会への憧れはなくなりました。

    私自身が、本当の自分で勝負できるようになってきたのだと思います。

    偽物の自分ではなく

    本当の自分・・・

    若い頃、上っ面を着飾っていた道具は、一つ、一つ、どこかへと置いていきました。

    歳を重ねるごとに着飾って生きることに疲れてきたのかも知れません。

    また、あらゆる波にもまれているうちに、自分に自信が持てるようになったのかも知れません。

    田舎者で結構。

    今は福島が大好きです。

    田舎暮らしに対する劣等感が消えると、いつの間にか福島に誇りを持てるようになってきたのでした。


    人間らしく生きることができる田舎を・・・故郷福島を心から愛しております。




                                                つづく





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