香りの「おもてなし」

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    視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚、人間には五感が備わっております。

    どれ一つとっても重要な感覚です。

    先日、福島市のとあるバーに行ってきました。
    そこはとてもおしゃれで、雰囲気の良いお店です。
    私は今まで何回くらいだろう・・・!?4、5回くらいはお酒を飲みに行ったことがあります。
    薄暗い店内、マスターがカクテルをシェイクする音。
    大人のための、上質なお店です。
    マスターはとてもこだわりを持っている方です。
    行く度に、色々な話を聞かせてくれるのですが、どれもためになる話ばかり。
    詳しい話の内容はここでは割愛させていただきますが、聞いているうちにマスターはかなり歴史を勉強された方だなと思いました。
    過去から現在に至る経緯を学んでいる方は、考え方にブレが無い。
    そして、現在の日本人が忘れかけている大切な心をもっている。

    そんなマスターを私は密かに尊敬しております。

    その時も、知人とカウンターでお酒を飲んでいました。
    すると、隣に座ったお客さんがある質問をしました。

    隣のお客さん 「マスター。この店いい香りがするねぇ〜」

    くんくんくん・・・
    うぅ〜ん!?私にはよく分かりません。
    私は黙って会話を盗み聞きすることにしました。


    隣のお客さん 「なんか・・・昔懐かしいような・・不思議な香りだ・・」


    マスター 「よく分かりましたねぇ。実はお香をたいてるんです。」

    隣のお客さん 「あっ!お香の匂いかぁひらめき

    マスター 「でも、開店前にたいてるので、このぐらいの時間になると気が付かない方の方が多いのですが、よく分かりましたねハート

    隣のお客さん 「いやぁ〜分かるでしょチョキ凄い落ち着くいい香りだ・・・」


    私は隣でうつむいてしまいました。
    上質なお店には、上質なお客さんが集まる。
    私には、このお店をまたぐ権利が無いように感じたのでした。

    そんな私を察知したかのように、マスターが優しく語りかけてくれました。

    マスター 「サービスとおもてなしの違いって分かります?

    !?サービス!?
    おもてなし?

    マスター 「サービスは元来、欧米諸国から日本に入って来たもの。商品に付加価値をつけたり、値引きしたり。おもてなしは元々日本にあったものです。」

    考えたこともありませんでした。
    とても興味深い話です。

    マスター 「おもてなしにはルールが決められています。また、もてなされる方にも知識がないと、おもてなしになりません。だからお客さんを選ぶ事になります。それは茶道にもつながります。」

    さっ茶道・・・
    確かに、良いお茶碗で注いでもらってもそれを理解できなければおもてなしになりません。
    素晴らしい絵画の掛物があっても知識が無ければ聞くことも出来ません。
    最低限のルールが分からなければ茶室にも行けません。

    マスター 「サービスを追求してきた結果、牛肉の偽装や、使いまわしなど、モラルに反する企業が増えてきました。値引きや付加価値をつけるには限界があります。日本には古来からおもてなしという文化があるのにもったいないですね。」

    ふ・・・深い冷や汗

    一見、お客さんに対して厳しい話のように捉えがちですが、逆だと思いました。本当に顧客重視の考えだからこその考え。
    私にはよく分かりました。
    人と人の関係はどちらかに無理がかかれば上手く行かなくなります。
    無理に無理を重ねていく結果、ひずみが生じ、どこかでウソをつかねばならなくなります。
    それはお互いにとって良い結果にはならないのだと思います。

    このコラムを以前から読んでいただいている方にはお分かりだと思いますが、私もそのような考えを持っています。
    その場凌ぎのサービス、ウソ偽り、誤魔化しによる販売をキライます。
    お客様にとって本当に良いことを探し続けて今に至ります。
    本当に良いこと・・・
    簡単なテーマではありませんがこれからもずっと追い求めて行くでしょう。

    私は値引きが悪いことだとは思いません。
    少しでも安く購入していただきたいと思っています。
    しかし、限界があるのは確か。
    そこで無理に販売をしようとすると歪みが生じると思うのです。
    誠心誠意の価格をお出しし、後はお客様に委ねる。
    そのやり方で今までやってきました。
    ただし、購入していただいたお客様には精一杯の「おもてなし」で
    「カートダイハツで車を購入して良かった」と感じていただきたい。
    そんな気持ちでやってきたのでした。

    マスターは、さらに付け加えました。

    マスター 「ただし、おもてなしをするには半端な努力では成しえませんけどね。妥協は出来ませんよ。」

    開店前にお香をたくのもそんな考えからなのでしょう。



    数日後、私は雑貨屋さんを回りました。ジョギング
    カートダイハツ保原でもお香をたくためです。
    完全な真似っ子です。
    それでもいいのだと思います。
    気が付いたのです。今まで人間の五感の嗅覚の部分のおもてなしが抜け落ちていたのでした。

    車屋でもおいしい飲み物を出したいと思い「スーパーカフェプロジェクト」に着手しました。(味覚)
    ショールームでは、衛星のミュージック番組をテレビで流し、最新のポップスが流れています。(視覚、聴覚)
    待ち時間も退屈しないように、スロットコーナーやダーツコーナーを設けました。(触覚?)

    香り。
    香りは、人それぞれ好みが違いますから難しいのですが、良い香りのする店内で、少しでもリラックスしていただければ幸いです。

    もちろん本業である、車の知識や技術は常に磨いていることは大前提です。



    話が長くなりましたが、只今当店では一日に3回ほど、お香をたいております。
    それまでお香のことにまったく詳しくなかった私ですが、いろいろな方にご指導いただき日々勉強中。

    好みがあまり分かれず、多くの方にリラックスしていただける香りを探すべく研究しています。

    私のプライベートは一気に「香り」に包まれる生活となりました。


    「おもてなし」に妥協は無いのです。チョキ




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