社会人としての学びとは

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    2008年がスタートし、バタバタと日頃の雑務に追われているうちにもうすでに4月。新年度のスタートです。
    学生は新学期が始まり、新卒者は新入社員として社会に出ていきます。
    期待・不安・希望・夢
    様々な感情が渦巻きながら皆、胸を躍らせている頃だと思います。

    私が初めて勤めさせていただいた会社は、「福島三菱自動車」というカーディーラーでした。
    3ヶ月間は新入社員の研修期間で、社会人としての礼儀、服装、心構え、挨拶などをみっちり教育され、最後に愛知県にある研修センターに行き、1週間の研修を受けて初めて現場に配属になります。
    研修センターでのカリキュラムはかなり厳しく、グランドの端っこから大声で挨拶し、聞こえなければ何度でもやり直しをさせられます。
    また2人ペアになって、お互いの服装をチェックしあうのですが、それも耳が壊れるくらいの大声で何度も何度も繰り返します。
    夜になると研修センター内に寮があるのですが、それが刑務所の独房のようなところで、2人部屋なので2段ベッドはあるのですが、あとは勉強するための机が一つ。TVも無ければ、ラジオもありません。
    夜の9時には消灯。今時の若者が9時に寝れる訳がありませんが、それ以外方法がないので強制的に就寝となります。
    翌日は朝の6時に起床となりまた研修が始まります。
    それの繰り返し・・・
    その当時の私はまだ学生気分が抜けきれず、研修が嫌で嫌でしょうがありませんでした。それと同時に社会の厳しさというか何というか・・・とにかく今までのような学校や両親に守られていきがっていた自分は通用しないのかもしれないという不安感があの時は大きかったような気がします。

    今振り返ると、あの時の研修が今の私にとって非常に役にたっています。
    また3ヶ月もの期間を「どこの馬の骨かも分からない」若造の自分に与えてくれた会社には本当に感謝しています。
    その後私は、入社から3年目に福島三菱を退社することになります。
    父が起業し、手伝って欲しいということでやむなくの事でした。
    会社は新入社員研修以降も自分のスキルアップに役立つ研修を定期的に受けさせてくれました。
    今思うとその当時の私は、仕事を真面目に取り組んではいたのですが、恐らくトータルで考えれば会社の利益に貢献出来なかったと思います。
    会社は、新人を一人前に育てるために多額の費用と時間がかかるのです。
    私の中で、育てるだけ育てていただいて恩返しをする前に退職してしまった福島三菱自動車に後ろめたい感情が残っています。
    そんな気持ちを持つようになったのは最近のことです。
    自分で会社を経営するようになり初めて社員を育てることの大変さや重要性に気が付くことができたのでした。

    さて、先日当店のスタッフ達も研修に行ってきました。
    それも「新入社員研修」です。
    福島ダイハツが今年の新入社員のために開講したのですが、そこにお声かけをいただき当店も参加させていただくことになったのです。
    今回は、小野、高橋、岡崎の3人に受けてもらうことになりました。
    40歳をとうに過ぎた一端の社会人ですが、年月が経てば経つほど初心を忘れてしまいます。それを思い出しフレッシュな気持ちで仕事に取り組んでもらうためにも重要なことだと判断したのでした。
    それと、私自身勉強させていただいた福島三菱自動車に感謝しているように当店のスタッフにも勉強の機会を与えてあげたいと思ったのです。

    社会人の勉強とは何も仕事に直結することだけではないと思うのです。
    技術や専門知識のための講習や勉強会なら今までもやってきてます。
    それ以外の人間の価値を高めるための勉強。人としてのスキルアップのための学習を与えてあげたかったのです。

    人生の大先輩が自分の息子と同じくらいの新入社員と一緒に社会人としての基礎を勉強する機会など一生のうちに何回できるでしょう。
    それは貴重な体験だと思います。

    先日研修から戻ってきたスタッフ達は明らかに目の輝きが変わっていました。皆、何か思うところがあったようで本当に参加させて良かったとおもいます。
    スタッフ達に、色々と研修中の話を聞いていると、新入社員が今後の目標や夢などを皆の前で発表するカリキュラムがあり、その中の一人が話している途中で感極まって泣き出したという話を聞きました。
    どうやらダイハツ車に昔から親しみがあり、ダイハツ関係の会社に入るのが夢だったようです。
    へぇ〜と感心しながら、参加していない私までフレッシュな気持ちになってきました。

    その青年の今後が非常に楽しみです。
    もしかすると、数年後に私と一緒に仕事をする機会があるかも知れません。
    人生何事も持続することが一番難しいものです。
    このままの情熱を保ちながら真っ直ぐに育って欲しいものです。
    そして本当に一緒に仕事をする日が来た時は
    この自他共に認める?(自分だけが思っている?)「Iamダイハツ」の私と「ILOVEダイハツ」のその青年でとてつもない化学反応を巻き起こし、大爆発を起こしたいものです。

    会社とは利益を追求するもの。
    それにより社会に貢献する事ができ、そこで働く社員も生活することができます。

    大前提としてそれらはもちろん重要なのですが
    さらに、人として学び成長することができる会社なら、尚幸せになれるのではないかと思います。
    それは、研修だったりセミナーだったり、また社員同士で協力しながら困難に打ち勝った時や、お客様との出会いが急激に自分を成長させてくれるかも知れません。

    社会人として学べるということは幸せなことなのかも知れませんね。










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